熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

熊谷登久平

#熊谷登久平 概略 (23448文字) 私と登久平の身内、関係者のための年表用メモ 随時更新

これは独立美術協会物故会員の洋画家熊谷登久平関係者向け用の報告メモでもあります。 オーラルヒストリーの裏付けになれば良いと、熊谷明子の個人の感想も含め、気が向いたら更新しています。 登久平と、生家の日野屋、義母と義兄、お弟子さん、甥の英三さ…

第4回 1950年 美術団体連合展目録 独立美術協会の主張

1950年05月毎日主催の第四回美術団体連合展が一四日より開かれた。両陛下が一五日にはおそろいで御覧になつた。 https://www.tobunken.go.jp/materials/nenshi/2176.html 我が家に伝わるのは両陛下がご覧になった展覧会で義父が案内役だった場があり、そこに…

熊谷登久平の一部の絵のサイズ 著作権は熊谷寿郎が持っているので、寿郎に無断で掲載はお断り

今年はリンゴが高いので、あまり食べてない。 と、愚痴るのは私だけでない。 だるいとリンゴが食べたくなるのも私だけではなくて、半世紀以上生きたアラカンの私たちに、生活の知恵として染みついた冬のリンゴへの欲が湧き上がるものなのだろう。 5月に友人…

冬眠しそう。 雪庇(雪ぴ)が落ちる音

橋本病なので寒いと唐突に深く眠りそうになる。症状は個人差があるそうだが、身体がこわばると私はユンケルに頼って稼働状態にする。 インスタントコーヒーに生姜とココアを入れたのも身体が温まる。沖縄で覚えたヒハツという香辛料も入れる。 体温が34.5度…

猫が腹の上から動かない

2泊4日ほど家を空けたので、にゃあちゃんが甘えっ子モードに入り、私が歩くと妖怪すねこすりと化して歩くの邪魔する。 座り本を読んでいると本を齧る。 寝転がるとお腹の上に乗る。そして全体重をかけて起きあがろうとすると邪魔をする。 朝からラインで白日…

福島から宇都宮の栃木県立美術館経由で餃子食べ、帰宅

昨日今日と福島に戦前戦後の白日会関係の調べ物に行き、めちゃ成果があったけど今日が画像の締め切り。 その画像の中から事務局が選び、白日会100周年記念誌に掲載される。 画像の締切が今日で、介護離職をした時に手放した撮影機材を嘆きながら、秋葉原のヨ…

 怖い夢を見た。 第15回白日展 昭和13年 鈴木武久による熊谷登久平評

怒鳴られている夢を見てとても疲れて目覚めた。 今、繊細なことをしていて無骨な私には緊張の積み重ねでもあるので、また失敗することが怖いのだろう。 私は99人に褒められても1人に強く否定されたら逃げたくなる病的なまでの怖がり。 なので元上司は過程を…

メモ 川端画学校 富永勝重 富田里要 の謎 旧制一関中学美術部出身の白石隆一画伯と熊谷登久平

義父熊谷登久平(徳兵衛)の旧制一関中学美術部の後輩で、共に川端画学校に通った白石隆一画伯の展覧会が来年一関市千厩で開催されるそうだ。 残念ながら私が岩手県立美術館に行く日程と重ならないので画伯の作品は県立美術館で見ることになる。 白石画伯は魚…

白日会創立百周年記念展に向けての資料すり合わせなど

2024年3月21日(木)~4月1日(月)白日会創立百周年記念展 国立新美術館 2F (2A・2B・2C・2D)、特別陳列のコーナーに熊谷登久平の『小菅刑務所』が展示される予定。 特別陳列のカタログにも登久平のページがある予定。 我が家にある白日会の資料。 あと私が数…

にゃあちゃん、明後日入院。 登久平の概略加筆

熊谷登久平の概略に『昭和6年5月?日〜12日まで、岩手県出身の画家たちの会、北斗会の盛岡展に裸女を出品。会場は図書館。(資料提供岩手県立美術館)』を加筆。 義父の北斗会への出品資料は上野の松坂屋での展示会のものしか見つけてないし、何を出したのか不…

メモ 棟方志功展に自転車で行ってきた 戦時を生きた画家たち

機械脈91 血中酸素97 実測78 不整脈なし 体温34.6 血圧128-74 三浦坂、モデル坂の紅葉。 東大の銀杏並木も色付いてた。 電車で行くより自転車の方が早く着く国立近代美術館。 棟方志功展。 初期の油絵が一番見たかったので見れて嬉しや。 今年の冬に青森の棟…

メモ 熊谷登久平の春

ネットでサーチをしていて、熊谷登久平の春が売られていたことを知る。 古い情報なのでいくらで落札されたのかはわからないが、それなりに競られた痕跡はあった。 登久平は戦前に随筆でふるさとの冬から春を書き、雪解けで一斉に花が咲く美しさを讃え懐かし…

明治34年(1901年) 熊谷徳兵衛

明治34年(1901年)10月2日、岩手県東磐井郡千厩町、豪商日野屋の熊谷喜造(二代目半兵衛)とまつみの長男として生まれる。本名、徳兵衛。 日野屋出身者に横浜開港の立役者で勝海舟の日記にも登場する熊谷伊助がいる。

谷中雪景色 来年度5月20日〜24日の『池袋モンパルナスの会会員展』

谷中は朝から雪で、10時過ぎに警報が出たようです。 去年口約束はしていましたが、電話連絡があり来年度5月20日〜24日の『池袋モンパルナスの会会員展』に熊谷登久平の作品が展示されることが決まりました。 メインは義父熊谷登久平の宝物の長谷川利行のスケ…

富岳 熊谷登久平 十国峠ネタ 彩美堂のお嬢様。

社会保険の表紙のことばを国会図書館のデジタルアーカイブで眺めていたら、戦前十国峠に連泊したエピソードがあった。 昭和9年11月29日この峠から登久平は里見勝蔵に葉書を出している。 『十国峠にやって来ました。重ねはいりません峠の上の工夫●●です。朝な…

気仙沼の車屋さんに入った熊谷登久平の作品

気仙沼の古美術商の車屋さんに入った熊谷登久平の作品の写真をご厚意で送って頂きました。 登久平が愛した山形の風景画も2点あり、興味深いです。 ↑この広告は #気中20 のブログの中の人から頂きました。 ↑道化師(厚生省の冊子「ねんきん」の表紙に使われた…

気仙沼の車屋さん

気仙沼の方に古美術などを扱う車屋の広告に熊谷登久平が出ているとTwitterで知らせて頂き、見ると東京から11点帰ってきたとある。 その中の「こがらし」は義父が短歌仲間に差し上げたものかもしれない作品だし、以前も車屋で熊谷登久平の作品を購入したとか…

里見勝蔵を巡る3人の画家たち展、無事閉幕。

ありがとうございました。 昨日今日と、洋画家の遺族たちにスマホで出来るスキャンもどきアプリの促成、布教講座となった。 講師私。 また大きなデータを楽に送れるLINEのoriginalさんとか、アラ還も頑張ってるんだよね。 上野松坂屋の屋上にパンダ。50年前…

猫は邪魔するもの 赤い崖

我が家では気仙沼を描いたと伝わる熊谷登久平の「赤い崖」 大気新聞で調べると大島にてとなっている。 大島は今では気仙沼だが、合併されるまでは気仙沼じゃない。 とかでウジウジとこれは何処だろうと悩んでいたが、今日Twitterで地元の方が場所を教えてく…

ビバ、気仙沼💓 熊谷登久平の漁撈船 リアス・アーク美術館へ

ワクチン3日目で微熱がありハイです。 腰は相変わらず痛い。 義父の熊谷登久平の漁撈船(描いた当時の題は多分違う)は東日本大震災まで気仙沼図書館に展示されていたが、今は教育委員会の絵を収納するには適さない倉庫に眠る(死蔵への道)。 なので、その倉庫…

長谷川利行の贋作とか

何回も書いてるけど、義父の熊谷登久平が死ぬまで「迂闊だった」と、後悔していたのが長谷川利行の本物の作品を複数渡されて鑑定した時に貼る紙に署名を求められ信じて紙を渡したこと。 この紙を使った贋作が出回り、裁判をおこそうとしていた時に倒れて義父…

予定 池之端画廊 里見勝蔵と交流があった、熊谷登久平、荒井龍男、島村洋二郎の展覧会 (高村智恵子に学んだ古川盛雄)

10月12日水曜日から期間未定 「里見勝蔵を巡る三人の画家たち」展 企画水谷嘉弘 https://itakurakanae.com/about 池之端画廊 里見勝蔵と交流があった、熊谷登久平、荒井龍男、島村洋二郎の展覧会 (高村智恵子に学んだかも古川盛雄) 里見勝蔵の作品も展示。 …

下谷警察署にて

義父、熊谷登久平晩年のお気に入りのサワラ砂漠と、夫 ↓私

白日会展

かつて上野公園の都立美術館で開催されていた美術公募団体の展覧会。今は殆どが乃木坂の国立新美術館で開かれるようになった。ここは乃木坂駅直結で便利な美術館だと思うけど、連絡路は開放感を大事にしたため雨が吹き込みやすく、夏は暑い。 今回は義父の熊…

来年度の熊谷登久平関係

個展ではありませんが、秋に熊谷登久平関連の予定が入りました。 また2年後には昭和16年まで会員だった白日会の100周年展にも展示して頂ける予定で、これは新国立美術館に義父の絵が初めて展示して頂けることになります。 義父だけでなく、白日会が会友制度…

戦争と日常

編纂ミスったので、写真ぐちゃぐちゃに入ってます。 [uploading:FC91EA17-7E57-4636-893E26334C17A3A2/L0/001] かつて私は博物館で戦前戦中の調査員として働き、戦記ライターを名乗り、戦記雑誌『丸』の別冊で連載を持ち、米軍の星条旗新聞 とも協力関係にあ…

谷中2丁目のカフェF9さんでの長谷川利行スケッチブック資料紹介展 

浅草描いた「日本のゴッホ」 画家・長谷川利行 スケッチブック複製紹介 谷中のカフェで展示会:東京新聞 TOKYO Web https://www.tokyo-np.co.jp/amp/article/155019 コロナ禍ですが、谷中2丁目のカフェF9さんのご好意で2月いっぱいの展示予定が3月の未定まで…

残雪

朝は寒かった。 義父の金糸雀の写真を眺めていて、なんとなく違う角度の見覚えがあり、記憶を辿るとアトリエでの写真の背景にカナリアの絵があった。 金糸雀は1936年の白日会展に出展した作品なので、この写真は谷中初音町時代のアトリエなのかな。 この年、…

一人で死んだ人 長谷川利行

上野に行く途中、義父の親友だった長谷川利行の碑に立ち寄った。 義父の死後に碑は完成した。 利行は戦前の昭和15年に看取る人なく板橋区の養育院で亡くなり、空襲で骨壷は散り、かき集められた遺骨は長らく関係者宅にあったが、高度成長期に姪に引き取られ…

登久平の金糸雀(カナリア)かも知れない絵があった

東京新聞の長谷川利行のスケッチブック展の記事をご覧になった女性が会場の谷中2丁目のF9に電話をくださり、明治34年生まれの熊谷登久平と同い年のお父様が大事にしてくださった登久平の絵があると教えてくださった。 昭和31年に亡くなられたお父様は戦後も…