何回も書いてるけど、義父の熊谷登久平が死ぬまで「迂闊だった」と、後悔していたのが長谷川利行の本物の作品を複数渡されて鑑定した時に貼る紙に署名を求められ信じて紙を渡したこと。
この紙を使った贋作が出回り、裁判をおこそうとしていた時に倒れて義父はそのまま死んでしまった。
その義父の書いた紙を貼り付けた贋作を買い戻したことがあるが、酷いものだった。
義父は長谷川利行の作品を鑑定した時の思いを切々と書き残している。
その気持ちを悪用されて死ぬまで後悔して。
他にも長谷川利行で有名な画廊の鑑定シールの偽物もあると聞く。
複雑な気持ちになる。
これは板に義父が直接書いている。
真贋は不明。