熊谷登久平こと徳兵衛が長谷川利行と2人展を開く告知が載っている。アトリエ 昭和2年12月号の「反大調和二人展」の宣言文。
戦時中日本に軟禁された、あの、ロベートギランが戦前に書いた『みづゑ。1940年5月426号独立美術第10回展覧会評の中の熊谷登久平絶賛。
義父の戦前からの晩年まで友人だった田中佐一郎画伯の戦場のスケッチなどがヤフオクに次々と出てる。
これは戦場で描いた戦争記録画。
纏めて遺族が手放し画商からコレクターに行き、今散逸する現場を私は観ている。
田中佐一郎さんは戦前の独立美術協会の里見勝蔵派の1人。
手放しているのは美術コレクターの方で熊谷登久平の絵も2点手放しておられて、その中の一枚が『勲章』と知り戦争で焼けずに済んだことへの喜びが私にはある。