2年ぶりの亀戸天神、2年前の平日より混雑していて極近所の奥さんともばったり。
初めて亀戸天神にお参りをしたのは息子がお腹にいる時で、誕生日の母と藤を楽しんだ。
つまり、5月8日。
足立区竹ノ塚から東武伊勢崎線で浅草方面に向かい、亀戸線に乗り換えて亀戸駅から歩いた。
母の55歳の誕生日だった。
あの1988年は4月に雪が降り、毛長川の桜祭りの時には雪がまだ積もっていた。そのおかげで母の誕生日の5月8日まで藤が楽しめたのだろう。88年は冷夏で息子の生まれた8月も涼しく、で破水して入院をしたら産科医はバカンスに出かけて、出かける前にエアコンを夜になるよう自動設定をしていった。
したら、突然暑くなり妊婦たちは眠れなくなり、産後も暑く、当時の夫にクリップ式のミニ扇風機を買ってきてもらって対処したが暑かった。
私は破水3日目に衰弱し緊急帝王切開になるも留守番の産科医があちこちの病院に帝王切開できる医師派遣を頼む電話内容がダダ漏れで、付き添っていた母は法華経をぶつぶつと唱えだすし、私の意識は朦朧としていくし。
水天宮のお守りと、亀戸天神のウソを見つめながら法華経を聞いていたな。
あの時、母は今の私より若かったなと、あの母が痴呆老人になるとは思ってもなかった。
母は藤だけでなく花が好きだった。
と、母を思う。
浅草観光センター展望室より
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