今日も寒い、空が綺麗だ。と、窓を開けたら花粉な季節。
未明墨田区の学芸員の石橋さんからある記事のリンクが送られてきた。
そこには仲村明子時代にやった半端なく難産企画の『B-29操縦マニュアル』が四半世紀経て新聞に紹介されていた。
昔、私が仕事をしていた耽美雑誌JUNE編集部の近所に野田昌宏先生の会社があり、共通の知り合いから紹介いただいてお伺いしたのが縁でした。
先生からマニュアルをお借りして搭乗員が生きて帰るための丁寧な指南にショックを受けた。
わかりやすく言っちゃえば、漫画です。とてもわかりやすい本で、君でもB-29が運用できる気持ちになるかもしれない感じ。
日本で出したいと先生に相談したら、アメリカに権利関係の問い合わせをしてくださり、B-29を飛ばしてるグループにも繋げてくださり。
その前から交流していたB-29戦友会の方々、フィフィを運用している方々も助言に助けられました。が、戦中の最先端技術用語は今は使われてないものもあり、英英辞典でも詰まったり、恥ずかしながら野田先生に泣きついたこともあります。
(マニュアル原本はグアムの米軍に寄付されたはず)
私の父方の叔父は数え16歳で戦死してます。叔父は生きて帰るための指導を受けたのだろうか。
残念ながら、この本、出版された当時はミリタリーマニアに結構叩かれて凹んだものでした。
あの頃はまだ国際電話とファックスでやりとりする時代でした。
他の媒体で紹介いただいたのは片岡義男さんが雑誌で大きく、と 井上孝司さんの『現代ミリタリー・ロジスティクス入門: 軍事作戦を支える人・モノ・仕事 (-)』以来です。
原本の持ち主であり監修の野田昌宏先生とSF大会の星雲賞のノミネートも狙いましたがされず……
信濃毎日新聞デジタルの2025年3月7日付けの記事。
『今日の視角 上空のマニュアルと地上の絶望(小林照幸)』
https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2025030600550
以下一部抜粋
『1999年7月、『B29操縦マニュアル』という本が刊行され、相応の話題を呼んだ。太平洋戦争時、米軍のB29爆撃機の運用と整備に携わる軍人向けに、陸軍航空隊(空軍の前身)が作成した携行版マニュアルが原本の翻訳書だった。版元は戦争の書籍を多く扱う光人社。約400ページの本は膨大な図説で構成された。
私も購入した。B29こそ太平洋戦争末期、日本本土において非戦闘員である一般市民を無差別爆撃で戦争に巻き込み、甚大な犠牲を生んだ存在と感じていたからだ。』
以上抜粋終わり。
https://tanemaki.iwanami.co.jp/posts/8646
早乙女勝元先生の 『東京大空襲――昭和20年3月10日の記録』の抜粋が岩波のサイトに出ている。
ノンフィクションを書く時の裏どりは後でもできる。先に聞き書きをとご教示くださった私の恩師でもある。
娘さんが京都の大学に進学された頃に知り合いお手伝いをさせていただけた。百の本を読んで数行しか欲しい情報がなくても糧になると。
コロナ禍が終わったらとおっしゃられたのに亡くなられてしまった。
めがねっ娘教信者の夫はコンタクトを嫌う。
不忍池の長谷川利行の記念碑に手を合わせつつ、隣接した👓の碑を拝む人。
そんな夫、私が栃木の美術館に調べ物に行くときに『しもつかれ』あったら感想よろしくと、某応援団漫画を読ませてくれた。が見つからず。
栃木のソウルフードだそうで、しもつかれ味のポテトチップスも見たことがある。
給食にも出たとかのニュースも見たことがある。
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_1_tochigi.html
『それいけ!! ぼくらの団長ちゃん/小野寺浩二/ヤングキング/少年画報社』
LINE漫画で読めます。
もちろん夫は全巻コミックスで持っています。