熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

メモ 五色桜

30年ほど昔、足立区立郷土博物館で働いていた頃はレーガン桜と呼んでいたワシントンD.C.からの里帰り桜。

昨日、足立区生まれ育ちの友人と足立区鹿浜にある五色桜もある足立区立農業公園に久しぶりに行ってきました。桜はまだですが、枝の蕾は膨らんでいて染井吉野だけでなく薄墨から薄紫まで、匂い立つのもあり、好きな場所です。

 

ここの桜は田山花袋も愛た荒川の五色桜の子孫(挿木クローン&種から)。入園無料。
農業公園で採れた野菜や足立区の野菜などを使った料理も楽しめるし、友人も喜んでくれました。

五色桜、長谷川利行も江北村入りし散策し楽しんだと矢野文夫が書き残してる。

長谷川利行の作品に小台の船着場が描かれたものがあり、花袋お勧めの小台から土手に渡り歩くコースだったのかもしれない。

 

その五色桜が日米友好でワシントンD.C.に明治時代に渡り、ワシントンの桜として愛され、日米が戦争をしていた時も切られることなく。

江北の五色桜は水害、震災、荒川放水路建築、戦争、戦後の民心荒廃期に薪にするためにも切られ。キャサリン台風(カスリーン台風)、公害による環境劣化などでほぼ無くなる。それがレーガン大統領と中曽根首相のロンヤス蜜月期にレーガン夫人からワシントンD.C.からの里帰りが決まり今に至る。足立区の何十周年かの記念歌には五色桜が入っていたり。

あの頃は千住の和菓子屋の喜田屋さんがレーガン桜というお菓子を開発し、それを私は旧軍関係者さんへの土産にしたものでした。(後に五色桜の名を変え、残念ながらそれも今はない)

 

 

里帰り桜、初めの頃はひょろひょろで育つのかしらと思ったこともありますが、早乙女勝元先生と自転車連ねてお伺いした戦争現役体験者の方が鹿浜の農家の方で江戸時代からの江北の桜守たちのこと、沢山話してくださり、あちこちで土から研究して植えたことなど。里帰り桜はワシントンD.C.からだけでなく、東京大学小石川植物園など国内からの里帰りもあり、奥が深い。

今では農業公園だけでなく舎人公園などで五色桜が楽しめる、偉いです関係者たち。

 

去年、根津神社台東区の上野公園の近所にあったホテル鴎外荘の森鴎外旧邸が移築されることが決まり、今工事が進んでいる。その場所にあった香りの良い品種の桜の樹がなくなっていた。とても残念だけど、その品種は足立区の農業公園にもあるので……江北村で増やされた桜であるし。

あの根津神社駿河台匂はどうなったのだろう。

 

 

(この頃はコアラを受け入れるためのユーカリを育てる実験も足立区やらであちこちやってましたね。舎人公園にも何種類が植えてました。)

 

 

 

 

 

https://www.city.adachi.tokyo.jp/hakubutsukan/chiikibunka/hakubutsukan/manabu-goshikizakura.html

『公開日:2018年12月18日 更新日:2018年12月18日

五色桜

五色桜の様子を伝える彩色絵葉書

 

明治19(1886)年3月、後に江北村の初代村長となる清水謙吾が中心となり、開花の期間が長い八重の里桜78種3225本が長さ3200余間(約5.8キロメートル)の熊谷堤(荒川堤)に植えられました。この資金は関係地元民が出し合いました。

花見のために、荒川(現隅田川)には多くの乗合船が出たり、定期航路が臨時便を江北まで延長したりして、多くの花見客で賑わいをみせました。五色桜の名は、当時の新聞に「五色に彩られ」と記事が紹介されたことにはじまるといいます。また、明治45(1912)年にワシントンポトマック河畔に送られた桜の苗木は、江北五色桜から接穂(つぎほ)がとられて生育されました。

大正13(1924)年には国の名所に指定されましたが、荒川放水路の建設、環境の悪化、戦中・戦後の荒廃を経て五色桜は衰退しました。昭和56(1981)年2月ナンシー・レーガン大統領夫人から送られた桜(レーガン桜)が舎人公園に植樹され、同年にはポトマック河畔から桜の里帰りも実現し、区内各地の公園・学校などに植えられました。


荒川堤桜碑(都市農業公園)




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