熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

夜逃げ

今月はかなり酷い夜逃げがあり、夫は随分とまいっている。

私も夫も母子家庭育ちなので、家庭が複雑な人がしがらみのない東京で頑張ってステップアップしたいというのを信じてしまった。 

 

で、次から次へと夜逃げした人の問題が来てて絶望的な気分になっている。うちの名前を使われていた。

 

他、住人の救急搬送が二件あり、そのうちの一件は良い状態ではない。部屋が住めない状態まで荒れていた。トイレ付きの部屋で何故。

 

アパートは関東大震災、空襲、大陸からの引き揚げを体験した義母が関東大震災後の深川の被災者向け長屋で貧しいながら近隣と助けあった思い出から、身内のいない人にも貸す、昔の大家と店子の助け合いのある場にしたいと経営してきた。

戦争で家族を失った女性も最後まで看取ったりもした。

それができたのは義兄と夫が働き盛りであったからで、大口の仕事も請け負えていたからやれたこと。

義母が亡くなり、直ぐに義兄も亡くなり、一人残された夫も身体を壊し、大口の契約は全て断り、身体に負担のない仕事で生活をまわしている。

もう、性善説で大家経営は出来ない。

夫は随分と落ち込んでいるが、これからは家賃保証業者を間にいれた契約か、身元がはっきりわかる人しか入れないことにした。

数年前に80万円強滞納されて、その人が病院で亡くなったあと修繕に120万円かかった。

今はあの時より修繕費が跳ね上がっている。

 

で、今回の見積もりを見て夫は落ち込んでいる。

 

 

 

 

 

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