熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

メモ 猫の日 

猫の日なので、義父熊谷登久平の 『ねこ じゅうたん かがみ 裸女』

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昭和19年(1944年)2月23日から3月15日にかけて、東京都美術館にて「第14回独立美術展」が開催された。

↓その時の熊谷登久平出品作。

白絵の具などが手に入らず、比較的多く手に入った茶色(国策絵具)をメインに制作している。

キャンパスは再生キャンパスではなく買い置きしていたものを使っている。そのおかげで状態は悪くなく千葉市立美術館に収蔵された。

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↑香取神宮
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↓鹿嶋神宮 
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昭和19年独立展。

本展は、例年の公募形式ではなく、出品者が会員の推薦により選出される形で行われた。(陳列319名)

独立賞受賞者は、橋本春光、西田藤次郎、池島勘次郎、宮崎精一、久保一雄。

岡田賞、樋口加六。

 

(文化財研究所のサイトと独立美術協会80年史を参照)

 

第14回独立展開催前日であった昭和19年の今日は上野の山の東京府立美術館内では最後の仕上げでまだバタバタしていたのだろうか。

この年の展覧会出品作品で確認できるのは三作品。

上記の香取鹿嶋は千葉市立美術館に収蔵されることが決まった。サインは○に登。

↓の『潮来朝霧』は義父の生家の一関市千厩の熊谷美術館が収蔵している。サインはひらがなで、くまがい。

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以下、日本美術年鑑 昭和19年・20年・21年版より抜粋。国会図書館デジタルアーカイブより。しつこく引用

『第十四回獨立美術協会展 2月23日から3月15日都美術館
東朝 資材の質的低下が著しく目についく。

顔料の発色の悪さが、会場をどんよりした空気で包んでいる。

画面の汚れてゆくのは作家の罪ではないかも知れないが、こういう時代には、新しい構想や主題でこの困難を他へ転換すべきだろう。
少くとも今日は、綺麗な画面の装飾的効果等を気にして筆をとる時ではない。もつと大胆に主題と取組む必要がある。
農村や漁村の生活を扱ったものに佳作がある。 秋の収穫期を描いた斎藤長三、富寅の雪國の人々、居串佳一の北海漁猟などは量質ともに優良の方で、沈滞した会場は、これら三人の活動で幾分か引き締まったようにみえる。
その他は熊谷登久平の香取、鹿島、宮崎精一の霧島山など神域を題材としたものや、山道栄助の早朝鍛錬がやや見るべきであり、主題面ではないが菅野圭介の山村冬日、長島常吉の雪の山村など目立つ部類である。
上層部の会員は概して不活発である。児島善三郎の三点中では池畔風景が注目されるだけであり、須田國太郎の石組習作も格別のことはない。鈴木保徳の海景や野口弥太郎の小品も色感の良さはあるが、これも上乗の作とはいえない。
この級の会員では中山巍の小品三点と、清水登之の二点が秀作で、それらはいずれも南方を主題としたもの、技術もかなりしつかりしている。/日本美術年鑑 昭和19年・20年・21年版』

 

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