熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

台東区台東に戦前からある洋菓子店の 米十

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台東区台東に戦前から80年以上店舗がある洋菓子店の米十さん。

平成が終わる今日で閉店されると知り、雨の中店の軽トラでネットで確認した開店時間に合わせて行きましたら、まだ開いてませんでした。

でも私たちに気がついてくださった奥様が「何をご希望ですか」と聞いてくださり、取り置きを頼めるのかと「ショートケーキとマロンクレープを三つずつです」と応えましたら用意してくださいました。

 

マロンクレープは米十さんが50年以上前に店に並べてからの人気製品です。

ショートケーキももちろん人気。

ご主人も最後の仕込みでお忙しい中、姿を見せてくださいました。

開店前に行ったのに、ほんとうにありがとうございます。

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ケーキと一緒についていたカードです。

ご夫妻そっくりなイラストです。

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箱を開けるとわっと広がる苺の香り。

生クリームは猫たちを刺激する香りです。

スポンジの卵の風味は懐かしさがあります。

美味しくいただきました。

 

夫にとってはお父様のお弟子さんの手土産の味がマロンクレープで、なぜもっと買いに行かなかったんだろうと後悔しながら食べていました。

 

本当にご馳走様でした。

 

台東区台東は山手線の反対側にあり、下谷神社の氏子さんの地区です。

下谷神社さんは祭りがあるようで、あちらこちらに幟が立っていました。

台東区の祭りは下谷神社からじゃないかなあ。確か。

台東区は旧東京市浅草区下谷区が戦災で人口が減り合併してできた区です。下谷区の名は下谷神社からとも言われています。

その氏子の地域が舞台になったのが石坂浩二水前寺清子が上野警察署の警察官を演じた人気TVドラマ「ありがとう」。

空襲後に立ち直った上野を舞台にしたドラマだったような気がしますが、私は看護婦さんの「ありがとう」と、豆腐屋さんの「ありがとう」の方が記憶に残っています。

下谷神社の氏子さんの地域にも焼け残った場所はありましたが、今では再開発が進んで私にはわかりません。

 

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台東からの帰り道は寛永寺橋陸橋経由にして、上野郵便局でSOFT BANKのクレジットカードを受け取ってきました。

SOFT BANKショップにiPhone6s plusの不都合を診てもらいに行ったついでにカードを勧められて、「夫は零細自営業だし、私は専業主婦たから審査に受からないかも知れないわよ。それでも良いの?」とノルマがあるであろう若い店員さんに言いながら申し込みをしたのに、審査に通った。

SOFT BANKの審査はゆるいと聞いてはいましたが、驚きました。

 

上野郵便局の近隣と昭和通り辺りは昔はバイク関連のお店がズラリと並んでいて、上野はバイク乗りの聖地とまで言われていましたが、平成の半ばで廃れポツポツとバイク関係の店が残る程度。

郵便局ならびに空き店舗化した看板建築のバイク屋跡が二軒ありましまが、今日見たら解体されてビルになるようです。

写真を撮って無かったことに後悔しています。

 

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上野桜木の藤本クリニックの前で私は軽トラを降りて診察に向かいました。

連休なのに谷中のカヤバ珈琲に人が並んでいませんでした。

雨だからでしょうか?

珍しいので写真を撮りました。

 

診察では私の胸からの雑音は消えておらず、喉が赤いので投薬をしばらく受けます。

血糖値は108で、コントロールできていました。

診察中に電話があり院長先生の防衛医科大学時代の仲間で川口市で医院を開いている医師からインフルエンザ患者が午前11時の段階で百人を超え検査キットが底をついたとか。

 

その話を調剤薬局で薬剤師さんにしたら、この辺は流行るのは最後だしそれほど人数も出ない地域だと。文京区と豊島区が流行ったらその次が台東区になるとか。

個人宅が広めで木々もあり通勤距離が短いからかな?

 

薬を頂いて徒歩5分の道筋を軒先や庭の花を見ながら帰りました。

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言問通りの和菓子屋 喜久月 の青梅は川端康成が愛した練り切り。

町内会の茶会でも青梅が出ます。

谷中まつりの野点でも青梅です。

義父、熊谷登久平は自宅の茶室でお茶を立てる時には練り切りの 銀杏 と 柿 を好んだそうで、お手伝いさんが買いに行っていたそうです。

 

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久月の店舗。今日はお休みです。
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路傍の花。
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種がこぼれ落ちたのか一輪だけ咲いてました。

 

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一乗寺さんの本堂、いつ見ても立派です。

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昭和初期の名映画「愛染かつら」の舞台となったと言われている自性院さん。

夫はここの枝垂れ桜が好きです。

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今は枝垂れ梅に実がなっていました。立派なつつじも盛りが終わってます。

 

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葉牡丹の花が菜の花のように咲いています。この寺は木蓮の花の季節が好きです。

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この電柱には英国宮廷画家ウエストの子孫で、東京藝大で学んだ日本画家アラン・ウエスト氏の工房、アラン・ウエスト絵処の案内広告がありますが、この電柱の下でも外国人観光客から工房への道筋を聞かれます。

毎月使用料を払って案内を出しているのだから見てあげましょうよ観光客さん。

アランさんの工房、アトリエは午後解放されており見学か可能です。

四季折々の贅沢な日本画をアランさんが選んだ香を楽しみながら鑑賞できます。

自動車整備工場をコツコツと改装して作り上げてきた工房の和テイストは見て損はありません。

今も改装は続いていて、天井絵も少しづつ増えていますが最近はアランさんの作品は売れていて金沢の老舗さんなどからの特別注文のために工房を留守にされる時もあります。

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アラン工房の夜。
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アラン工房と神輿。

 

実はこの電柱、アランさん前には夫の店前田輪業の案内広告を出していましたが、義母の在宅介護が始まり新しい仕事を受けない方針にした時に契約解除をしました。

クラッシックカー・ディラーズという痛んだ中古車を購入し、修理をして売るという番組が谷中でロケをやったときにここでも撮影をしてて、その画像には「前田輪業」の案内広告が写ってます。

当時は店の看板も出していたので、それも写っていますが、ヒマラヤ杉の方に走って夕焼けだんだんの上に付いて商売成立って不思議な走行路ではありました。
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近所の民家にあるムベの木の花も終わりです。先日まで可憐な花が咲いていました。

秋になるとムベがたわわに実るのですが、持ち主さん食べている気配がなく、毎年誰も食べないで終わっています。

あの……東京ではムベを食べないのでしょうか?
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一時期、ケシ科の花で見つけたら処分しましょうという文章がネットに上がっていたオレンジ色の花。

#谷中 では生き延びたようです。
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真っ直ぐ歩くとアラン工房とみかどパン店と #谷中のヒマラヤ杉。

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この先を左手に曲がり坂を少し下りると #ねんねこや

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同じ写真の使い回しです。

 

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一昨年の大雪でダメになったと諦めていたローズゼラニウムの花が咲きました。

大きく育っていたのが災いし、雪がたくさん積もりバキバキと折れてしまい、去年の春は花が咲きませんでした。

ゼラニウムという名前ですが、香りの良い品種で高価なバラの精油の代用品として使われることもあります。

山梨にあるハーブ園ではオリジナルの化粧品の材料としています。

さくらももこ さんがお子さんのアトピーに効いたとエッセイ漫画に書かれてからは、観光バスのコースになりました。

https://www.herb-teien.com/shop/


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足立区舎人の農家さんで頂いた花がまた咲きました。

おばあさんお元気でしょうか?

 

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今年はチャイブの花も咲きそうです。

食べればネギですが、意識高い系ご婦人に人気のあるハーブです。

味はネギだけどね。