浅草の病院で定期検査。
今日の浅草、観光バスが次々とツーリストたちを吐き出していた。
浅草から台東区の巡回バスめぐりんで谷中に帰る。
老舗の煎餅屋の嵯峨の家さんにも観光客の姿。
我が家に帰る道にある自性院の枝垂れ桜が綺麗に咲いてる。
戦前の名画、「愛染かつら」
その原作者、台東区生まれの文豪川口松太郎は谷中の自性院(じしょういん)の本堂前にあったかつらの古木をヒントに愛染かつらを書いたとか。
ここの枝垂れ桜、私大好きです。
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大行寺さんの花海棠。
無縁戦災者を祀った「戦災者之墓」と、戦災者救済会会長の佐々木松夫氏の墓がある。
佐々木松夫氏は戦後食糧難、被災者救済のために不忍池を水田化したことでも有名。
被災者住宅を米軍の払い下げ資材で作ったのも有名かな。
兵舎解体資材を使ったバラック。
バラックという言葉は関東大震災で救援物資の簡易兵舎などの資材で作った被災者住宅からきたとの話しも。
兵舎(バラック)
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金嶺寺さんには、春爛漫の言葉が似合う。
夫曰く、花祭りの甘茶は谷中でここが1番と。ここも官軍に焼かれた寺。
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都会では珍しい野木瓜(ムベ)の花。
この樹液をインクに混ぜると滲まない。明治時代の財界人が植えたムベ。
渋沢栄一もほぼ間違いなく、このムベの樹液入りのインクで書かれた署名を見ている。はず。
実はほのかに甘い。
毎年楽しみにしている近所の主婦な私。
この家には桜桃も実る。
極近所の桜。
こちらの奥様は花の手入れをよくされている。