5月16日久米宏一が載っている『別冊アトリエ 124号 1976年冬 童画を始める人へ 』が日本の古本屋から届き、情報が増えたので加筆。
今日(5月14日)早乙女勝元邸にて見つけたカード。
先日ご遺族から形見分けでいただいた久米宏一さんの水彩画、レモン水という先生の詩の絵だった。
描いた久光宏一さんは戦前谷中の太平洋美術で学んだ方。
以下、『別冊アトリエ 124号 1976年冬 童画を始める人へ 41頁より抜粋』
久米宏一(くめこういち)
1917年東京に生まれる。太平洋美術学校修業。戦後、シベリアより復働してから児童向け図~の絵本、さし絵などを描く。現在童画グループ「車」、版の会、日本美術会、児童出版美術家連盟、美術家平和会議などに所属。
1976年、第25回小学館絵画賞受賞。代表的な絵本に「やまんば」岩崎書店、「出かせぎカラス」童心社などがあり、画集に「朝市・こども・恐山」すばる書房、「下町 情」童心社などがある。
以下「久米宏一 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)
絵本や児童図書の挿絵で活躍した童画家久米宏一は、5月1日午後9時43分、腹部大動脈りゅう破裂のため、東京都文京区の東京医科歯科大学付属病院で死去した。享年73。大正7(1918)年11月18日、東京都小石川区に生まれる。昭和16(1941)年太平洋美術学校夜間部を修業。同21年井上長三郎らが中心となって設立した日本美術会に参加し、同会会員となったほか、日本童画会にも参加し委員をつとめた。同51年木版画の絵本「やまんば」で第25回小学館絵画賞を受賞。他に「黒潮三郎」「出かせぎカラス」等の代表作がある。
出 典:『日本美術年鑑』平成4年版(296頁)
登録日:2014年04月14日
更新日:2021年12月10日 (更新履歴)
引用の際は、クレジットを明記ください。
例)「久米宏一」『日本美術年鑑』平成4年版(296頁)
例)「久米宏一 日本美術年鑑所載物故者記事」(東京文化財研究所)https://www.tobunken.go.jp/materials/bukko/10471.html(閲覧日 2023-05-16)