来客があり、義父の絵を観てお帰りになられた。
画廊の経営者で来年の企画展に義父の絵を展示してくださるとのこと。
ありがたいことだ。
夫と2人で喜んでいる。
義父の絵、かつて新宿の厚生年金会館に月の暈という代表作の一つが飾られていたが、厚生年金会館解体時に行方不明になった。
月の暈は戦前発表され、それを観ていた作家が戦後自分の本の表紙に求めた。
そのおかげで雰囲気は見られるが現物はもう観ることができない。
問い合わせたが厚生労働省には引き継がれていない。
郵政省が持っていた絵は市川市の倉庫に眠っているが、厚生省関係に飾られていた絵は全部行方不明になったままだ。
寂しいことだと思う。