熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

平林てい子さんの本の表紙の絵への未練

平林てい子さんの小説の表紙に義父の熊谷登久平の作品が使われて、その時の版下的なのも我が家にあった。
その絵は戦前の作品で、義父もお気に入りだったようだ。山形の女性へ出し損ねたラブレターにはこの作品の絵葉書を使っている。
前にも書いたけど、この絵、私は好きだ。

戦後、新宿の厚生年金会館に展示されていて、身内、近所の人もよく覚えてらした。
でも残念ながら厚生年金会館が取り壊されてマンションになったことで行方不明になった。
厚生労働省に問い合わせたが、もうわからない。
建物と一緒に破棄されたのかもしれない。
どこかにあれば良いのだけど、いつか出てきてくれたら良いなと。

平林てい子さんも戦前に左ということで弾圧された作家さんだ。
義父の謎で、平林てい子さんだけでなく、他の女性活動家の作品の挿絵も書いている。

どういう縁だろう。

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