熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

一関市の千厩の #レストランあさひや は美味い

夫の従兄の英三さんの奥さまに連れて行ってもらった #レストランあさひや は私的にはかつて神戸のオリエンタルホテルで食べた味で、そうよこれがフランス料理よって感じだった。
だから熊谷伊助の直系のお嬢さんと、伊助の正妻のチカの実家の菩提寺の檀家総代さんのお嬢さんに「春には千厩に行ってレストランあさひやのフレンチ食べましょう」と、積極的に話を進めている。
私も含めてお嬢さんだからね。
察してね。
本家の近所の宿も快適だし。


千厩は美味しいものが多い。
不思議なぐらい画家や彫刻家など文化人を輩出している。
かつては馬の飼育で栄え、義経が神戸の鵯越をした時の馬も千厩の馬だったそうだ。千のうまやだから千厩だと夫はいう。

去年私は鵯越から一ノ谷の前に義経が留まった場所に行き感動したけど、今年はその馬を育てた地に行ったのだから偶然は凄い。






千厩、明治時代には養蚕で日本一だったとか。だから諏訪湖の片倉温泉で有名な片倉の工場があり、沢山の女工さんもいて商店街も栄えていた。
その様子は義父の登久平が随筆で書き残している。
伊助は千厩に煉瓦の道を造る予定だった。
登久平は郷土から出てくる若者の世話をし、東京航空計器の映写機を持ち込んだり故郷に恋していた。

義父が好きだったという鰻を出す店は廃業していた。
谷中に数年前まであった鰻屋の味が千厩の老舗の味に似ていたそうだけど、そこも先代亡き後孫が違う店にしてしまいもう食べられない。
義父が銀座の事務所からワザワザ案内していたというその店の鰻は本当に美味しかった。

本家さんが連れて行ってくれた千厩の鰻屋さんも美味しいけど、義父が好きだった千厩の古い店のも一回は食べたかったな。

以下、参考までに片倉温泉の写真。