夫の相棒の白黒猫のゴンちゃんが死んだ。
孫の世話もしてくれる良い猫だった。
孫がやんちゃをしても結構耐えてそばに居てくれたから、孫が退屈しなくて済んだ。
去年の夏に私がトイレで意識を失っていた時に、寄り添っていたのがゴンちゃんだったそうだ。
トイレといえば、ゴンちゃんは寒い日はトイレの人感暖房機を使いこなしていた。
火葬の手配をした。
今日午後15時に業者さんがきてくれる。
夫の具合は悪化していく。
午前、夫の通院の付き添いに行こうとしたら、ゴンちゃんの妹の先生が私を見て悲しく鳴く。
先生は「ゴンちゃんも病院に連れて行って痛い点滴してあげてよ」と言っているように聞こえてしまう。
2時間後帰宅した。
先生はゴンちゃんに寄り添ったまま、か細く「ミュー」と鳴いた。先生も老いてて甲状腺の異常もあり弱っている。
ゴンちゃんと先生は仲の良い兄妹だった。
3時にゴンちゃんを火葬業者さんに渡した。
離れようとしない先生を引き離したら閉じていたゴンちゃん目が開いた。