食い意地がはってる可愛いサバ猫のフーちゃんが死んだ。
うちの前にダンボール箱が置かれていて開けたらへその緒がついた目も開いてない子猫が入っていたそうだ。
それが三毛猫のチャミと、サバ猫のフー。
この二匹は夫たちがミルクをやり温めて育てたそうだけど、おしっこの癖が悪くて、私は一緒に暮らすようになってから結構大変だったけど、二匹ともよく懐いてくれて可愛かった。
三毛猫のチャミは私をとても気に入ってくれて、他の猫が私に近づくと撃退をしてて、私が飼っていた猫のにゃあと私の取り合いをして、にゃあは負けてチャミが私の膝上にいると近づかなかった。
フーちゃんは食欲魔猫で私が台所に向かうとチャミ、フー、ベル、リョウちゃんたちが先導してくれて私がお肉をサッと湯がいて冷ましてあげるのを待っていた。
その猫たちが次々と高齢で死んでいき、今はフーちゃんだけが台所に行く私を先導するようになっていたけど、何回か死にかけ、だんだんと私の後をついてくるようになり、一昨日からはついてくるけど食べなくなり、今日はうつらうつらになり私が用で出かけている間に死んだ。
フーちゃんとチャミは仲が良かった。
チャミが急死した後はフーちゃんは元気がなかったけど、息子が子猫を拾いうちに連れてきた時はえらく可愛がり、子猫もフーに慣れて、その黒猫のクーちゃんを預かるとフーちゃんとつるむようになっていた。
最後に預かったのが五月でその時もフーちゃんは弱っていたけど、クーちゃんが来たら歩いてご飯を食べるようになり、結構元気になってて、四日前まで食欲も普通で牛肉を茹でてあげたら喜んで食べてたのに。
猫は死ぬし人も死ぬしハムスターも死ぬし、なんでも死ぬけど、それでも関わらずにいられないのは業なんだろうか。
フーちゃんが今頃チャミやミルクで育ててくれたお義母様や、お義兄様や、先に死んでいった猫たちと天国で美味しいものを沢山食べていますよう、猫の神様に祈ります。