熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

まだ喉が腫れてて寝てばかりよ。オリジン弁当飽きたわ。

今回の風邪は長引くようで、似たような症状の友人は三週間目に突入。

私も一週間は具合が悪いような気がする。

退屈なので、谷中の穴子寿司で有名な 谷中 すし乃池 の店主 野池幸三さんの著作「人生っちゃ、こういうものよ」を義母の蔵書から読んだわ。

夫の話では昔出前をしていた頃は、すし乃池でも頼んでいたとか。

今は並ぶ店になっててなかなかフラリとは入れないわ。

すし乃池さんの並びの夫の同級生のお店

そばの大島屋さんにも列ができてて、夫は同窓会で食べているから良いけれど私はまだ食べたことがないです。

 

谷中・すし乃池さんの著作にも不景気が来た時にHanakoで特集されて女性客増えて今に至るようなことが書いてあったわ。

長野県で生まれて戦中疎開してきた人と演劇を始めて、旅の劇団になるも、疎開してきた人が東京の寿司屋の跡取りで帰ることになり、一緒に東京に着いてゆき寿司職人になる。

 

そして独立をするときに谷中を選び、地域に溶け込みバブル期の谷中で起きた地上げ騒動や通りの屋敷が相続税問題で売られてマンションになろうとした時は景観を守る為に立ち上がる。

 

私が毎年楽しみにしている谷中の幽霊絵展や菊酒や菊の稲荷寿司を楽しめるイベント等、すし乃池さんが立ち上げたのね。

 

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団子坂名物だった菊人形を谷中で復活させたのもすし乃池の店主さん。

菊人形の頭を作ってた人形師さんはもう亡くなられたけど、団子坂時代からの頭を当時ご存命だった人形師さんから譲り受けて今も活躍させておられるのね。

 

すし乃池さんの野池幸三さんは谷中の町会の連合会の会長さんとしてしか私は知らなかったけど、私が楽しんでいる谷中を守ってくださった一人だと本書で知りました。

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