熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

くたくた

夫まだ安静中で食欲があまりないのでずっと夫好みの油っこい料理が続いている。

好みのものなら食べる。

で、夫はくたくたになるまで炒めたキャベツが好き。

なので、今夜はコンビーフとキャベツのくたくた炒めと、厚切り豚バラ肉の塩胡椒焼き。

ご飯にはアワたした。

 

夫の胃腸は大丈夫なのか心配だけど、脂っこいのが好きなの。

 

 

 

 

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猫は邪魔するもの 赤い崖

我が家では気仙沼を描いたと伝わる熊谷登久平の「赤い崖」

大気新聞で調べると大島にてとなっている。

大島は今では気仙沼だが、合併されるまでは気仙沼じゃない。

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とかでウジウジとこれは何処だろうと悩んでいたが、今日Twitterで地元の方が場所を教えてくださり、大島で大丈夫になった。

なので、これも千厩に送り熊谷登久平で展示する。

 

https://twitter.com/kaku_q/status/1566714676440104960?s=21&t=-PfmpSRfrnAHfGi2oEbLJg

過去の新聞記事を調べていたら猫のにゃあちゃんが邪魔するわ、しっぽは吐くし。

集中できない。

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メモ、昭和2年大卒初任給50円

少年工10円

1928年昭和3年熊谷登久平二科入選時に実父が贈った祝金が200円

計画性なく、なりふり構わず

半世紀以上生きてるのに、なりふり構わずみっともない自覚はあるし、婚家に恥をかかすな、本家に迷惑をかけるな、的なこと言われることもあるの。

まぁ、礼儀知らずで、みっともないわな。見苦しいわな。母校の礼儀作法の先生が今の私を見たら嘆かれると思う。

 

自覚はある。

 

でも、漠然といつの日か王子様が熊谷登久平の絵を探していたときてくれるの待っていられる余裕はなくて。

なりふり構わず髪を振り乱して下品な売り込みをして教養なく「いい絵でしょう」とだけしか言えないおばあちゃん。

熊谷登久平は下手で中には良いものもある。

デッサン力がない。

とか言われながらも私は好きだからだけでやっている。

私は次男の嫁だから失敗したとしても「嫁が勝手にやった」で関係者は私を切り捨てられる、それは利点だと思う。

 

いつかは美術館でコーナーで良いから登久平をやってもらいたい。

みっともないとこれからも言われるだろうけど、死にたくなる時もあるけれど好きだからとしか言えない。

綺麗事だけでは何もすすまない。

 

 

去年、登久平生誕120年だった。

岩手県立美術館では登久平の旧制一関中学の同い年で同級生だった矢野文夫(矢野茫土)のコーナーがあったと聞いて私は羨ましかった。

 

 

その矢野文夫氏、一関市でも評価が高く一関博物館には多く収蔵されている。残念ながら熊谷登久平の作品はゼロだ。

登久平の作品の寄贈の話しは一時期進んでいたそうで義母と登久平の血縁が額装をし準備をしていたが話しがなくなり、何度も書いているが義母は泣いたという。

 

今でこそ、一関市に熊谷登久平の作品があるが、それは登久平の生まれ故郷の千厩が平成の合併で一関市になったため千厩が持っていた作品が一関市のものになったに過ぎない。

 

とか、言い返したくなることもある。

 

昨日もある人に失礼承知で愚痴ったけど義兄と義母には長い付き合いの親戚がいて、熊谷登久平の記憶もあった。

特に義兄が還暦すぐに亡くなられたのが残念だ。また本家の甥っ子も早世されて残念だ。

教えていただきたいこと相談したいこと、沢山ある。

私は次男の嫁で外様だ。

資料を探し回って、本が積まれているのは自慢ではなくて、図書館で済む調べ物ではないからで。

それをやってるアピールと。

 

 

 

んで、今は他の人がサクサクやっているということが出来てなくて、いっそ目を潰したい。

 

とか、ここしばらく鬱々している。

いいこともあるけど、嫌なこともあるので仕方ない。

 

 

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「里見勝蔵を巡る三人の画家たち」展。チラシ

台東区池之端池之端画廊で「里見勝蔵を巡る三人の画家たち」展。
10月12日から。
熊谷登久平の作品は50年前の遺作展で林武らがメインに選んだ戦後の代表作「漁村」
昭和初期に白日賞を得た「小菅刑務所」
などを登久平の最後のファンからお借りして展示します。

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ランプブラックのような黒、実は

義父、熊谷登久平の「漁撈船」修復でどんどん色が浮き出てきてる。

最初の写真を見た時、背景の色は補色を使った黒というか燻んだグレーかと思っていたけど、もしかしたら限りなく黒?

ランプブラックみたいな色になってて、黒色の絵具を使ったのだろうかとメチャクチャ気になっている。
義父、単色の黒をふんだんに使ったのだろうか。
それともスマホの画面だから黒に見えるのだろうか。

黒を塗るってあまり推奨されない技法だと思い込んでいたので、勇気あるのか20代の登久平さん。

どんな黒なのか直接見るのが楽しみです。

 

義父が存命中に独立美術協会に黒を好んで使う若い人がいて、気に入っていたと夫から聞いていたけどその方も亡くなられた。

 

義父のこれは黒なんだろうか。

 

修復してくださっている気仙沼のリアス・アーク美術館よ山内館長によると、アイボリーブラック。

象牙を焼いて作る黒。

 

 

 

https://twitter.com/riariariabi/status/1566022312721543168?s=21&t=bjvchHsXBIpzKAWaXVmgZQf:id:TokuheiKumagai:20220903204526j:image
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息子宅の黒猫のくーちゃん。
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頭が痛い

物理的に頭が痛い。

めまいも酷い。

低気圧のせいか。

 

気仙沼のリアス・アーク美術館で修復して頂いている熊谷登久平の漁撈船。(海)

義父の思い入れが強い作品。

 

ドンドン綺麗になってきて嬉しくて仕方ない。

で涙腺がゆるくなっている。

良い絵だし、震災で落ちても生き残ってくれた。

運が良い。

本当に運が良い。

 

とてもありがたい。

 

写真はリアス・アーク美術館に移管された後の報告を頂いた時のと、館長さんがTwitterに上げてくださっている修復過程のものからのスクリーンショット

口頭で使うことをお願いしております。

 

燻んだ作品がシャープな作品に返っていく過程も嬉しく。

また義父のこの色使い、私はともかく夫も知らず。

稚拙な画家と評されることもある義父の挑戦も夫と私は感じています。

二科、昭和4年の写実的な「気仙沼風景」と幻想的でもある野獣派な「赤松と水車小車」を出品入選、翌5年には野獣派的な「落日」と、行方不明な「海」が入選。

この海がしつこいけど今回修復して頂いている「漁撈船」だと私は思う。

この技巧が違う絵を出品するのも義父にはあることで、藤島武二に学んだ矜持と萬鐵五郎に憧れた岩手の少年が同居していると私は思っている。

(個人の感想です)

(海の根拠は使っているサインが二科用と私が勝手に決めつけているものだということと、大気新聞の社長が随筆で二科のものと書いているから。あと漁撈船という題、義父がつけるタイプではない。個人の感想です)

 

https://twitter.com/riariariabi/status/1565627239005589504?s=12&t=EopOG-LLFJ6EfpSczdtI8g

 

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