「普通の人は朝食はなかなかといわれるが私は朝が待遠しい。なにしろ味噌汁の香りに浸る喜びは、今日も元気だという気がする。
私は味噌汁は大好物だ。
こんな私が昨年渡欧した時、さぞかし困るだろうと友人知己が取沙汰していたが『われ関せず』である。
こうやって表にしてみると、一度につめこむくせ、たとえばご飯三杯は、多いと思うけど別に胃にもたれない。血圧も正常。
よく飲み、よく食う。
私のスタミナは、一日三合のミルク、蜂蜜、生卵等が活力の源になっているようだ。病気は記憶するほどはない。」
身長 一六八
体重 六八
義父、明治34年生まれとしては高身長だと思う。
メニューの中にあるロールキャベツは戦前義父が食べたのが美味しく気に入り、そこの店にお金を払ってレシピを売ってもらい家で再現していたもの。
混ぜ物のない挽肉をよくこね、茹でたキャベツに包み鍋に並べて塩とニンニクだけの味付けでコトコト煮込んで仕上げに溶いた少量の小麦粉をいれていたとか。
私も夫に頼まれて作った。
崩さずとろりとしたキャベツにするの結構大変。
美味しいです。
私が世話になっていた朝日新聞団子坂店の記憶がある店がまた一つなくなった。
