熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

それぞれの介護

私の古くからの同人仲間が次々と介護離職をして、中には身体を壊してしまった人もいるし、介護が終わったら突然死した人もいる。

今夫は寝たきりの義母を在宅介護して身体をかなり壊していた。
夫の兄は義母の通夜に倒れて一年持たなかった。ので夫は相続税で大変なことになったと聞く。
また古くからの店子さんの介護も夫がした。戦争で身内がいない人だったし、お若い頃から店子さんで夫は可愛がってもらっていたから。
もちろん財産はない。
遺骨は無縁さんになったそうだ。

夫の同級生さんで航空機オタクだと思っていた人。その奥様のお母様が認知症になり、世田谷の家をたたんで奥様の実家に介護のために転居した。
そのあとご自身のお母様も体調を壊されたけど、そちらは猶予ありであった。
奥様のお母様の認知症は進み、具合が悪くてもうまく説明できず、つい先日突然のように亡くなられた。
夫の同級生は長丁場を覚悟して山のような蔵書や趣味のモノを処分しての同居だったので、夫が同情をしていた。
航空機関係と歴史関係の書籍はうちに数箱来てる。

私の前夫は、私が認知症の母につきっきりになり妻としての役目を果たさないことを理由として離婚を言い出してきて、私も負い目があったから応じたら即再婚していた。

そういう男性もいるけど、奥さんの親の介護のために自分の趣味のモノを手放す人もいるんだという、人それぞれ。

他の夫の幼馴染、やはりお母様が倒れて医療費が膨れ上がっている。100万近い請求がきて高額医療費対応ではないものも結構な金額。


何も手放さないで済む介護は難しいなと思う。