私が大好きな義父のサワラ砂漠。
この作品は昭和38年の独立美術展に出したもの。
随分前に遺族(夫と義兄)が下谷警察署に寄贈して建て替えの間は倉庫に、建て替え後は2階のエレベーターホールに飾られている。が傷みがちらほら。
夫と同じく下谷警察署の交通部会に出ている浅尾空人さんが良い絵だねと言ってくださるのも嬉しくて、今の所長さんが褒めていたと聞いた時も嬉しかった。で、修復の話しが出たそうな。
↓修復前のサワラ砂漠

浅尾空人さん、近所の佛雲堂さんは家業のお客様であり、義父が額装をお願いしていた額縁屋さんであり、昔は絵具をきちんと混ぜて売っていた店であり。義父が可愛がっていた絹谷幸二先生をはじめ独立美術協会の歴代の画家たちもここ額縁をお願いしていた。
佛雲堂の先代の浅尾丁策(あさお ていさく)さんはほんのり絵を学んでさっさと文章に転向した私でも知っていた方。
息子さんの浅尾空人さんが跡を継ぎ、我が家にバイクの修繕の電話があったときに驚き徒歩圏なので押しかけた。
丁策さんの著作には本当に助けられていて、息子さんの空人さんにも数えきれないくらいご教授いただき。
また、鈴木千久馬の孫が経営する池之端画廊に行くように勧めてくださったのも空人さんだ。
おかげさまで、義父の個展を開いていただけた。そして画廊主の鈴木英之さんは私が挫折した画学校の隣のクラスだった。彼は卒業して画家としても活躍している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E5%B0%BE%E4%B8%81%E7%AD%96
https://www.ikenohata-art.com/galleryikenohata
空人さんの修復技術を私は日本一だと信じていて、宮内庁や国会議事堂にある多岐にわたる画家たちの作品の修復も彼が請け負っている。
義父と交流があった洋画家野間仁根の泥土を被った作品を本物も判断したのは佛雲堂の額縁に見えたからだ。きちんと設えた額縁は作品を護る。裏はドロドロだったが表には泥が入り込んでいなかった。残念ながら剥離がありまた裏には泥水が入っていたので痛みもあったが、空人さんは額縁の中に落ちていた絵具も使って修復してくださった。嬉しかった。



そして、義父の作品の修復、額も手入れしてくださってて本当に嬉しい。

長年の汚れも綺麗にしてくださり、甦った。



