熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

熊谷登久平の『海』 二科展入選作

今回の展示会では初代ゴジラのヒロイン役の河内桃子さんの説明をすることが多かった。知らない人も結構いて、初代ゴジラを観たことがない人もいたのがカルチャーショック、というよりジェネレーションギャップ(generation gap)ね。

昭和は遠く……

 

熊谷登久平の二科入選作品『海』は気仙沼図書館にあるとの伝承だったが、数年前まで我が家にあった作品が該当作品とヤフオクに出品されていた絵葉書で確認した。(落札済み)

ハガキの状態は良くなく、それでも出品してくれてありがとうございます。 

そのハガキの絵、夫が気仙沼と聞いていた作品群の中にあった。

良かった。

夫の記憶力万歳。なんだかんだと気仙沼と夫が義父から聞いたと言ってる作品の多くが、本当に気仙沼にあった景色だと確認できたのがすごい。

 

義父の海シリーズなのかはもうわかる人がいないので……

気仙沼を多く描き残したとしか言えないのが残念。気仙沼の内ノ脇も複数あり、その内の一つはリアス・アークに。

 

また、ありがたいことに『海』も義父の故郷の千厩で生誕120周年展に出品した後、気仙沼のリアス・アーク美術館に収蔵された。その時は海とは思わず、夫が気仙沼と覚えていただけだったからしつこいが良かった。

 

 

これで二科入選作品のうち、題名がわかっている全作品の現存確認できた。

岩手県立美術館に一作品『落日』。

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一関市の個人蔵が二作品『気仙沼風景』『赤松と水車小屋』。

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リアス・アーク美術館に『海』。

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さて、気仙沼のリアス・アーク美術館に収蔵された東日本大地震まで気仙沼図書館に展示されていた船の絵も二科展作品と伝わるが……

 

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気仙沼図書館に長らく展示されていたという熊谷登久平の『漁撈船』

登久平は描いた時のこと、その後気仙沼市の船主に差し上げることになった経緯を随筆に残している。

残念ながら現物は東日本大震災で傷み気仙沼教育委員会の倉庫に眠る。

義父が思い入れを持っていた作品なので見る機会があればと願っている。

 

その登久平の随筆を気仙沼出身の方に送ったところ、面白い話が届きました。

義父が書いてる「官留」は「菅留」(カントメ)。

昭和4年11月23日、千年丸(35トン、75馬力)出港消息を絶つ、階上船員ら13名遭難。

 

義父は昭和4年11月23日に気仙沼に居たのだろうか?

義父の回想だと夏だ。

夏から3ヶ月後に夜行で気仙沼の人にあい描いた漁船が帰らないと聞いている。

気仙沼の人たちは船の捜索の陳情に東京に出ている。

その時の時系列、義父の勘違いか?

この絵を大気新聞社長の佐藤文雄氏は自伝の中で二科展に入選した作品と書いている。

該当する二科は1929年9月3日から10月4日までの第16回展。義父は『海』『落日』という作品を出している。』

 

 

我が家は山手線内側に92坪の敷地なので、地方ならば小規模宅地としてかなり有利な広さだけど、ここしばらくの谷根千の土地価格上昇で固定資産税も毎年上がり、夫に何かあったら維持はできない。

そうなると、絵は他の物故画家でもあったけど、リサイクル業者に金を払って持っていってもらい、運がよければ市場に出る可能性というか。

 

また匿名の方から登久平絵は持参金つけて本家に返すべきだとの意見もあったけど、我が家にある作品を修復して額装して美術品便で岩手まで送るのは、それこそ地方で状態の良い古屋が買える出費になる。

著作権が死後70年となり熊谷登久平の著作権期限が切れるのに10年以上ある。

この著作権を管理している人がわからないから展示がやりにくくなった物故画家もいたりするので、義父の死後70年は生きていたいなと願う気持ちもある。

 

 

 

 

 

 



 

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体温脇37.0

血中酸素98

機械脈83

脈実測86 少し飛ぶ

血圧104-80

喉治らない