先日、未明に猫を見つけるバイトの募集がネットの求人サイトに上がり、それがうちの生活圏の根岸だったのでざわつく。
猫とは盗難が相次ぐ高級車の隠語説があり、夫が義兄の代から協力員をしている下谷警察署に通報があったそうな。
谷中に嫁いできて驚いたのが交番の多さで、それでも減ったと夫。私は数百メートルごとにあるのは凄いと思うよ。
防犯カメラも助成金があり各町会が要所要所に取り付けている。だからあちこちで見かける。
警察署も近いしと私が言うと、以前は谷中にも警察署があったと夫。
防犯カメラ、これからも増えていくのだろうな。
先日ヤフオクに義父たちより少し後に白日会に属し、白日賞、中澤弘光賞などを受賞した篠原薫という画家の作品が出品されていて、その題材に驚いた。
題は『戦災直後の(終戦)團子坂風景』
描かれているのは谷中小学校側から団子坂を眺めた風景で、復興前の団子坂周辺の様子がみれる。
谷中小学校に通っていた夫にヤフオクをみせたら「これは戦後80年のご縁だ」だと落札を押されて入札した。
額は絵にあってなく、元の額が傷むかして交換されたのだろう。
戦前の美術名鑑で篠原薫のことを調べると谷中三崎町57に住所がある。谷中小学校の上になる。
篠原薫画伯は100歳まで生きて、90代で個展をして作品を売ったことの断片情報がネットで拾えるけど、断片だらけ。
国会図書館デジタルコレクションの香川年鑑で確認してみると昭和33年まで谷中三崎町に住んでいたのがわかる。香川年鑑の昭和35年版では葛飾区青砥1-119 妻の名がマキ。
デジタルコレクションでみられる中の美術年鑑1960年版でも住所が葛飾区青砥町1-119となる。
また、高松市の美術館に作品が入っているが、今の建物とは別の時代でその頃の記録はなく、情報なし。
1992年10月2日から10日まで、高松市文化センターで個展(高松市市民文化センター)に高松市美術館から貸し出す。(高松市美術館に問い合わせての情報)
戦災焼失区域表示 コンサイス東京都35区区分地図帖 復刻版 より 団子坂あたり抜粋↓
↑戦災焼失区域表示 コンサイス東京都35区区分地図帖 復刻版 より
洋画商
図書
長谷川仁 著 日動画廊, 1964
48 コマ: 浜で知りあいになった篠原薫という男が、ひょっこり店にたずねてき