熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

怠いので寝てばかり 独立美術協会の宮崎精一さんの絵

 

義父の友人だった洋画家宮崎精一さんの画集で気になっていた絵があった。

宮崎さんは戦前から義父との交流があり、義父は戦前九州熊本の人吉の彼の家にしばらく滞在したこともある。(また空襲被害に遭った海老原喜之助もしばらく滞在し、人吉に暮らした時期がある。

若手では絹谷幸二が宮崎精一さんの所に遊びに行った記録もある。)

 

義父が亡くなってしばらくしての宮崎さんの対談で義父から受けた影響についても語っておられた。そして戦時中の一時期、義父の世話で谷中初音町で暮らしたこともある。

独立展の時期、我が家は独立の仲良い画家たちのただ酒場な場所となり、賑やかだったと夫の回想。宮崎さんも我が家に里見勝蔵らが集った思い出を書き残している。

で、画集で気になっていた裸婦の絵『伏』

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それが先日ヤフオクに出た。

図録より色が濃い。

どうだろう、現物だろうか。

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美術団体連合展、戦後に美術団体が合同で都美で開催した展示会に出品された作品。

この美術団体連合展には義父も参加しており、第五回には義母をモデルとした女役者を出展し皇后さまがズレた額を直してくださったとの伝承もある。

話しを戻すけど、この時期の義父たち独立美術の作品は薄塗りが多いと詳しい学芸員さんに教えてもらった。

この宮崎さんの作品も薄塗りだったりする。

 

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↓義父の伏せた裸婦

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