熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

多治見に日帰りしてきた #川上景也

多治見のお兄ちゃん、こと、川上景也おじさんの個展を鑑賞してきた。

多治見には母の叔父さんが住んでいて、多治見のおじさんと呼んでいて、その息子さん、母の従弟が多治見のお兄ちゃん。

お兄ちゃんは私が幼い頃から絵描きで、あとお洒落な人だった記憶だ。

母と行った展示会がいつだったのかの記憶もおぼろであるが、あれは個展だったのかすらわからない。

 

我が家に届く個展の案内かっこよかった。

 

東京の女子美にいく予定が戦争でダメになり、衰弱して亡くなった母の長姉。

母の家族はお兄ちゃんに早世した長女の夢も重ねていたのかなと、昨日母の兄の娘から(私の従姉)が話した言葉で感じたり。

 

祖母がお兄ちゃんの個展で購入した(プレゼントすると言ったのに祖母が購入したそうだ)陶板画の赤い薔薇、祖母が大事に飾っていた。

今は従姉が持っていて、仕舞い込んでいるのを譲ってくれると言ったのに「あきちゃんが欲しがるから惜しくなった」と受け取りに名古屋に行ってそれを言われてキャンセルされたのを私結構恨んでいる。いくら従姉妹でもそれはないだろう。

あれはいいものだ。

惜しくなったのなら大事にしてくれ。

 

 

子どもの頃から欲しくて、あの作品が好きで30年近く恋焦がれた。

今私は美術業界の超末端。

川上景也の赤い薔薇が欲しい。なかなか市場に出ない。

 

まぁ、祖母は内孫の彼女を可愛がっていたから彼女が大事にしてくれたらそれはそれで良いことなのだろう。

 

赤い薔薇。

赤色は描くのも難しい。焼くのは私2年間で全部失敗した。

 

あの赤、私は中学の美術部でやった七宝焼きで真似をしようとしたけど焼き上がりで薔薇が崩れて失敗した。焼き物でも失敗した。( ;  ; )

皿のデザインは灰色ぽくなった。何故。

 

あとね、薔薇を描くのも私にはとても難しかった。

 

で、今回のは油絵の個展。

多治見の修道院を描きためていて、その展示を求められて決まった個展だったそうだ。

額装は息子さんがやったそうだ。

 

ほぼ定点の風景画だが、四季折々を描きそれぞれの空気の色すら違い、澄んでいた。

アトリエで他の作品を見た時にも感じた色の置き方と澄んだ空間の描き方とかも私は好きだ。

語彙力ないので、好きなものは好きで、お兄ちゃんが成功していたから母は私が絵を描くのを応援してくれていたと今も思っているし、やっぱ好きだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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川上景也
1938年 多治見市に生まれる

1961年 第38回春陽会入選
1962年 安倍川工業・木炭デッサンコンクール佳作
1966年 春陽会会友
1968年 岐阜県美術展県展賞
1971年 岐阜県美術展県展秀作賞
1978年 個展 (中日画廊)
1982年 春陽会退会
    東濃洋画家連盟に参加
1999年 国民文化祭 ぎふ 99 佳作
    個展(画廊 不知火)
2001年 個展(物置小屋 ・Gauch) 素描展
2002年 TYK絵画大賞展 準大賞
2003年 個展(中日画廊)
2007年 個展(中日画廊)

1962年 陶作を始める
1968年 朝日陶芸展入選
1982年 現代陶芸板 12人展 (陶彩)
1974 ~ 個展
・中日国廊4回
ホルベイン画廊
・サロン・ド・ホルベイン
・ヒガシ画廊
・小布施堂ギャラリー
・ギャラリー こばやし
・ミニマムスクエア・ガレリア

多治見市陶磁器意匠研究所で1960年より
1999年まで勤務 所長で退任


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薔薇を大事にしていた祖母は私の子を初ひ孫と喜んでくれたが2年後に亡くなった。健啖家であった。(そして、イケメンが好きであった。その娘の母も面食いだった。)

愛知県の小牧城の麓の旧街道にあった鰻屋の鰻が好きで、健康食品や自然食品無農薬にこだわっていた長男家族に内緒で私を連れて行ってくれた。

名鉄小牧線上飯田駅の一階で買えた五平餅をお土産に持っていくと喜んでくれていたなぁ。

祖母は従姉をとても可愛がっていたので、私は従姉に美味しいものを食べてもらうのを祖母への供養としてきた。

岐阜市にある高級鰻屋も約束はしているが、薔薇と引き換えと宣言してて、今回やはり鰻が名物の多治見でも彼女は食べたそうだったが味噌カツサンドで我慢してもらった。一部固かったようだ。


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