熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

ボリウムってボリューム?

f:id:TokuheiKumagai:20230207014543j:image

『邦画 1(2) 邦画社/学而書院1936-02』にあった白日会評の中に、義父の作品のことも書いてある。

 

「第四室では熊谷登久平氏の六の作品、従前の太いウルトラの線を止めて、今度はボリウムで行かうとしてゐる。 素朴な野性的な詩人的興味をみるべく、今度の出品では「カナリヤ」を採る。」

多分この回で気に入った登久平の作品はカナリヤってことで、ウルトラの線ってなに?

 

で、相当悩んだけどwikiに「昭和初期には急進的の意味で頻繁に使われた。」という記述があるので「従前の太い急進的な線をやめて」で良いのかな。

 

 

f:id:TokuheiKumagai:20230207011200j:image

『邦画 1(2) 邦画社/学而書院1936-02』

f:id:TokuheiKumagai:20230207011702j:image

『美術 11 美術發行所/1936-02』

f:id:TokuheiKumagai:20230207014543j:image

↓前年のザクロと思われる作品。

f:id:TokuheiKumagai:20230208111211j:image
f:id:TokuheiKumagai:20230208111208j:image

キリ
f:id:TokuheiKumagai:20230208111219j:image

朝のホタル
f:id:TokuheiKumagai:20230208111214j:image
f:id:TokuheiKumagai:20230208111226j:image

昭和7年の白日会「青磁器の花」と思われる作品。
f:id:TokuheiKumagai:20230208111223j:image