熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

義父が仙台の甥に贈った絵は山形と宮城にまたがる蔵王か?

予約投稿のつもりが失敗した。

本日、12月15日から山形美術館の企画展に熊谷登久平の絵が展示されるので、山形ネタが続くかもです。

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義父が早稲田大学に進学した宮城県仙台の甥に贈ったクレヨン作品は下絵だろうか。

 

 

早稲田大学の何かの出版物の表紙だったという話しもあるが、確認はできてない。

10月に義父の故郷の千厩で開催した熊谷登久平生誕120年展。その会場に義父から贈られた絵を持つ人が複数いらした。結婚祝いだったり進学祝いだったり新築祝いだったり。

題材は相手さんの縁の地であったり花であったり。

花は結構多かった。

本家の熊谷英三さん夫妻への結婚祝いも花だった。つか私が確認した二組は新妻に絵を差し上げている。

 

仙台の甥御さんは義父の妹さんの息子さんで、義父の内縁の妻との記憶もお持ちの方だ。この山の場所、私はわからないままずっと眺めていて2年、先日もしかした蔵王連峰かしらと。

 

 

 

左側のこんもりとまるい山の形が、先月気仙沼の古美術商さんで観てきた蔵王の絵と重なる。

 

以下、義父が描いた蔵王とわかっている作品とか。

 

気仙沼で現物確認してきた蔵王の絵。誰か買ってくれたら嬉しい。

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山形新聞に載った蔵王のラフ画。
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「私は岩手県の生まれだが、戦前から山形県と足しげく関係をもっているので本県は第二の故郷のようなものだ。
   山形から蔵王に行く途中、蔵王から上山に行く途中などあちこちでむかし写生に行った場所が見つかり懐しかった。

 晴れた日、蔵王の全ぼうをつかむ産業道路、金瓶にある茂吉の生家付近など豊富な画題が残っている。
蔵王上野あたりの農家では、つつそでを着た子供たちが格子窓から手をのばして干しガキをとるぼくな風景が今もみられることだろう。

 新緑の山寺では仁王門まで足をのばしてみたが、斜陽と残月が印象的だった。

 

『山寺の道をかえれば菜種細き月さえかかりていたり』

 

昭和38年5月9日、山形新聞に掲載された『独立会員スケッチ 7 より」

 

義父の従弟宅にある蔵王の絵。
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