熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

第89回独立展

池之端画廊は月火が定休日。

 

義父の熊谷登久平が第1回から亡くなる前年まで出品を続けていた第89回独立展が19日から始まります。

義父かつては審査員もやっておりました。死ぬまで中堅でありました。


義父たちの時代、戦前戦中の一時期は軍による検閲もあり、同じ独立の仲間には赤色を多く使ったと特高に取り調べられたこともあり、若き画家たちは色使いもタッチも苦悩もしていたとか。

敗戦後は集うとGHQにチェックされる。

写生旅行も自由じゃない。自由に描けるようになったのは講和条約後、その後も渡航制限があり。

その時代を経た独立美術協会、来年は90周年。

 

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午後、来客があり、夫に何かあった場合の身の振り方など確認される。

 

両親の嫡子の弟からは母の介護をきちんとしてなかったと縁を切られているし、息子は婿養子に出たし。夫の相続人は私を嫌ってるし。

生きるの辛くなる来客だったなぁ。