楽しみにしていた久住祐一郎氏の新著
本日受け取りました。
『大名屋敷の裏側、お見せします!――古文書から読み解く、大名・家臣・家族の暮らし
江戸の町には広大な大名屋敷(江戸藩邸)が多数存在し、その数は600にものぼったという。では、「江戸藩邸」とは、どのような空間だったのか?
三河吉田藩(現愛知県)に残る「江戸日記」などの古文書から、江戸藩邸の仕組みや藩邸内で起きた事件や面白いエピソード、女性たちが暮らす「奥向」など、知られざる江戸藩邸の内部を紹介し、江戸の武家社会の実相を明らかにする。
――(本書「はじめに」より)
多くの大名が人生の大半を過ごし、藩財政の多くを消費した江戸藩邸を抜きに藩の歴史を語るのは不完全と言わざるを得ない。また、江戸の武家地の約55パーセントを占めた江戸藩邸を理解することは、東京の歴史を知る上でも重要なファクターである。
本書の目的は、特定の一つの大名家―三河吉田藩(現在の愛知県豊橋市)・松平伊豆守家―の記録を読み解くことで、江戸藩邸で働き、生活していた人々の姿を解き明かそうというものである。 』
一昨年、義父の洋画仲間であった大河内信敬画伯の作品について豊橋美術博物館に問い合わせた縁で学芸員の久住祐一郎氏と谷中界隈近現代史と一次資料の情報交換をしていました。
理研の大河内子爵と上野の山、谷中界隈の美術関係者との交流や、日本画の大家の望月春江関係、大河内家と交流があった画家たちの資料、熊谷家の菩提寺の玉林寺にある大河内家の茶室のことなどを話せて楽しかったです。
著者の久住さんと2月に一緒に菩提寺の玉林寺と望月春江旧宅あとや、望月美江先生を訪ね歩きました。久住さんは柔軟に資料を活かす研究者さんでした。
なんと大河内家のその後関係で熊谷登久平の名も載せて頂けました。夫、大喜びです。
感謝。
お勧めできます。
#松平伊豆守
#谷中の大河内子爵家
#谷中下屋敷跡を訪ねて