今日も窓を開けると谷中のヒマラヤ杉がある日常。少しもやが出ているが青い空にもホッとする。
ヒマラヤ杉のみかどパンさんが可愛がっていたラブちゃん、今日も元気にご飯を食べにきます。
何回か書いているが夫は信号無視してきた相手との交通事故に遭って肋骨が折れてから結構心身大変だ。
特に相手さんが加入していた保険会社が医療費を負担してくれなくて、初期は10割自己負担で高額な精密検査と治療を受けていたのと交渉してくる相手方の担当者と合わないのでまいっていた。
最初はこちらの保険会社が間に入ってくれたが、こちら側の担当が相手側の担当と話しにならないと弁護士をつけ、弁護士が交渉に入った。しかし、社内の規定を盾に、私たちからしたら疑問符だらけのことを重ねた。
肋骨が数本折れて夫は痛がり寝ている時は無意識に悲鳴をあげるので何もできなくて切なかった。
最初の頃は加害者さんは信号無視を認めていて、また多くの人が目撃をしていて、証言に協力してくれた人も複数いる。
が、相手方の損保ジャパンが医療費すら払ってくれないまま年月は流れ、なんなら裁判にしてくれと挑発的なことも担当者から言われて、介護を抱えている相手さんに同情していた夫はかなり悩んだけど、敷地外への移動に車椅子が必要な身体になり、家の中でも杖を使う不自由さとかさむ医療費と、損保ジャパンへの怒りから裁判を決めた。
で、今最中だが、相手さんが証言を180度かえた。夫が全面的に悪いとしてきた。
最初に相手さんと話した時にお母様の介護の話が出て、やはりお母様の在宅介護をしていた夫が同情して人身にしなかったのがミスだ。
私も母の在宅介護で心身共に磨耗したので、相手さんを気の毒に思った。
警察に事故の調査記録は残っている。
それすら夫が相手につけ込んだと、目撃者は地元の人なので偽証だと、相手方の弁護士は徹底的に夫を悪人にしている。夫が信号無視をしたという。
ありがたいことに今は夫にあう療法士さんに通って頂けるようになり、歩行もできるようになった。
といっても無理をすると寝込む。バイクの修理は体調が良ければ受けられるようになったが、痛む身体を庇って1年以上不自然な体勢だったためにあちこち悪くしている。
出張修理は殆ど断っているし、自転車やバイクを軽トラの荷台に載せられなくなり受けられる仕事の幅が狭まった。
夫は好きで整備士をやっている。
他で断られた修理を受けてやり切れた時の嬉しそうな顔はとてもいい。
なのに今は断る修理もある。受けても待たせることが増えた。
夫の夜の悲鳴は天気予報的になった、天気が荒れる前にかなり苦しむ。
どうしても痛み止めでの対処療法だ。薬の副作用で夫の胃が荒れた。秋が深まり寒いと痛むので薬を飲む、なので胃が荒れ、今はご飯のたき具合や料理をその時の夫の胃具合にあわせて用意している。そこに胃腸にくる風邪にかかり、今は献立に悩む日々だ。
理不尽だと私は思う。
こちらの弁護士から届く分厚い資料を読むと夫が全面的に悪いとなっており、とてもしんどくなる。
初老の相手さんがお母様の介護をされていることに同情した私たち。
裁判は相手方の損保ジャパンがやるようにすすめ、相手さんに負担になると躊躇して悩んだ結果だが……。
そして私が好きな東郷青児の作品を収蔵する『東郷青児美術館』が、『安田火災東郷青児美術館』→『損保ジャパン東郷青児美術館』→『東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館』→『SOMPO美術館』になったことは好ましく思ってなかった。
https://www.sompo-museum.org/collection/togo/
超大御所の東郷青児の存命中に協力を得て、死後にはご遺族から作品を受けた美術館。著作権を得て3年後に東郷青児の名を削った。
それは大人の事情かもしれないが美しくなくて私は好きではない。
今はもうテレビで損保ジャパンの広告が流れるだけで気分が悪い。
綺麗事を言ってるが、うちは修理も請け負う輪業なので保険関係者との接触も多い、損保ジャパンは我が家には優しくはない。
個人の感想です。
https://www.sompo-museum.org/collection/