有楽町で逢いましょうの有楽町そごうも、兵庫県加古川のそごうも、三宮駅前のそごうも無くなり、埼玉県川口市のそごうも今月末で無くなる。
川口そごうの斜向かいに昔からあった丸井も無くなり並びにあった書泉もなくなり、川口の老舗本屋の岩渕も消え、川口駅階段の飾り棚に季節や旬の玩具などを楽しく展示していた玩具屋の安藤さんも今は貸しビルとなり、店子にアニメイトが入ってる。
来月私は上京して40年になるが、北千住の百貨店みどりやや、子供服と生地の白亜もなくなり、たくさんのさよならをして生きてきた。
それらは時代の流れであったけど、戦争や自然災害ではなく、戦争や自然災害を乗り越えてきた江戸時代からの老舗すら消えていく経済死が私は恐ろしい。
上京したあと10年はバブル崩壊後でもまだ夢を見られたが、失われた30年は長く、デフレで体力がなくなっていた老舗がコロナ禍に耐えられず終わりとなっていく。
なんという時代だろう。
川口のそごうが今月末で閉館してしまう。
ここの初期の広告にうちの乳幼児な息子と娘が出たこともある。
育児時代世話になったオモチャ売り場、仕事からの帰りの惣菜、行商のおばちゃんコーナー、取材先に喜ばれる贈答品を選んでもらえたり、思い出が多すぎる。