熊谷登久平が戦前に出した画集に『勲章』って題の陸軍の偉い人的な絵があり誰だろうと悩んでいたけど、白日会の1938年の出展記録に『小野寺総監像』ってのがあり、もしかしたらあの小野寺長治郎かなと、元戦記雑誌丸の記者のカン。写真をネットで探したら似てる。
目元とか耳の形や生え際とか似てるよね。
1937年に小野寺長治郎は貴族院議員に勅選されているから、その記念の肖像画なのかも知れない。
白日会に出展した1938年の翌年、小野寺長治郎は亡くなられた。
小野寺長治郎のことを知りたくて検索したら、下北沢に屋敷があったそうで、熊谷登久平も昭和7年に下北沢に別邸を建てている。
また坂口安吾の挿絵も登久平は描いていたが、ここら辺繋がりかも知れない。
http://blog.livedoor.jp/rail777/archives/52116476.html?ref=head_btn_prev&id=139925
この勲章という絵は日野市のコレクターが所蔵されていたが、それを聞いた時には手放された後だった。
二作品お持ちだっが、両方手放された後で、一枚は1926年の作品だったとか。
観たかった。
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