早世した友人の娘さんが金木犀の咲く頃に生まれたので、そろそろ17歳。
感受性の強い、思春期の私らと似たタイプに育っているから個性をある程度許される時代になったとはいえ大変なこともあるだろう。
彼女に良いことが沢山あるように祈っている。
昨日の続きで、上野公園。
西洋美術館の常設展は飽きない。
ムンク やピカソにミロと藤田。
藤田嗣治の肌色。
戦前の画家志望者たちが憧れたものがズラリと並ぶ。
藤田嗣治は日本洋画界を仕切っていたとも言える黒田清輝と合わず、東京藝大の洋画科では評価されなかった。
パリに渡り多少苦労をしたがパリ画壇で認められて大物になり帰国した。
黒田画伯は結構偏っていて、黒田派に反発した人、美術史読んでいるとたまにある。
太平洋美術会の吉田博も黒田清輝に反発し、自分の才能を認めない黒田的日本洋画壇から離れてアメリカに渡り、その絵を認められてアメリカン・ドリームを叶えた。
黒田清輝に実力行使をしたという噂もある。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E7%94%B0%E5%8D%9A
つか藤田嗣治の時代の洋画壇は武闘派的な話もあちこち。
うちの義父の熊谷登久平は独立美術協会のシュルレアリスム派の反フォーヴィスム(反里見勝蔵派)の飲み会に乗り込んで乱闘したらしいし。
警察きたらしいし。
みんな元気。