熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

熊谷登久平と、気仙沼と、佐藤文雄と林房雄の時代は戦前。

佐藤文雄と維新派言論機関『大気新聞』 | 国を磨き、西洋近代を超える 。

http://tsubouchitakahiko.com/?p=108

義父が佐藤文雄氏と近しかったらしく、かなり良くしてもらってて大気新聞にも結構載ったし、気仙沼でも個展を開いてもらっている。
嗚呼、二人の関係の詳しい資料が欲しい。

義父が気仙沼を描き、それが二科展に入選したのを喜んだ佐藤文雄氏は、先祖の佐藤十郎左衛門信治が慶長18年に羅馬に旅立ち持ち帰った『古代インク壺』をプレゼントしてくれた気前の良い人。

その壺を台東区谷中の義父宅で観たかもな『林房雄』氏が『壮年』という小説を書き云々。
義父、坂口安吾のイラストも書いていたし近所に川端康成が住んでいて色々あったとか夫は聞いているし、でもどういう縁なんだろう。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/林房雄

もう林房雄氏の『壮年』が義父の持ち物から生まれたとかは忘れられているし、義父が気仙沼に返したと言われているインク壺の行方もわからないので追うしかないけど、気仙沼の資料がかなり流れてしまったかもなぁ。

気仙沼の熊谷家の資料をなんとか購入したが、たぶん関係ないような気がする。
義父の家は日野屋なので、近江商人の日野屋の資料と仙台の日野屋の資料を調べないとダメかも。

f:id:TokuheiKumagai:20200714220204j:plain



https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E6%88%BF%E9%9B%84

今日も矢野文夫氏の作品がヤフオクに出ている。

ワシオ・トシヒコ編,舷燈社,1996,1の『矢野文夫芸術論集』のワシオ氏の解説によれば矢野氏の生活は日本画家としての画業で成り立っていたようなので、矢野氏の絵は市場にかなり出ていたとは思う。
でも毎週新しい出品があると、遺族かコレクターが亡くなったのではないかなと。


f:id:TokuheiKumagai:20200714214011p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714214022p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714214026p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714214017p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714214001p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714213957p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714214006p:plain
f:id:TokuheiKumagai:20200714213953p:plain