お隣の日本美術院の会員新作展にて目の保養をして、うちの斜向かいのアラン・ウエストさんのアトリエでも保養をしてきた。
楽しかった。
学んでも食える画家になれるのはほんの一握り、しかも相当な努力と自己投資が必要だ。
それを無料で鑑賞させてもらえるのは幸せだ。
今日は芸大出身の先生たちや海外の美学者などに会う機会が多かったので、絵画鑑賞のために必要だという教養とは何なのか聞いて回った。
今回聞いた相手は美術で食えている方たちだから、返って私の質問に驚いておられた。
私はその美術鑑賞の入口のために学芸員がいると思っていた。
鑑賞物は美術館や画廊にあるのが多くその知識はプロからご教授いただける感覚でいる。
個人コレクターの作品を見せて頂くこともロータリー関係の取材をしていたのであったけど、コレクターにはコレクターの知識がある。
美術で食うのでなければ教えを受けて、図録を読むので充分ではないだろうか。
楽しむのに攻めてばかりでは疲れてしまう。
受け身でもいいじゃん的な。
千駄木のポプラが閉店する。
寂しさがある。