熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

故郷恋し 気仙沼

熊谷登久平が二科展入選を果たしてめでたく勘当を解かれた絵がこれだ。


で、で、熊谷登久平の従弟さんとその息子さんにおねお強請りをして気仙沼に行き、義父は気仙沼のどこら辺で描いたのだろうと探し回る。
多分ここら辺だろうなと思える場所はあった。
地滑りの痕跡がある。
戦前に義父が描いた絵にも地滑りの痕跡がある。

そして、私はそこにあった渡辺謙の店でモーニングとランチを食した。
モーニングはホットサンドで、挟まれているハムと二種類のチーズが美味しい。パンも美味しい。
ヨーグルトがカスピ海してる。

ランチは賄い丼をいただいた。
水だこ美味しい。
鮮度良い海鮮うまい。
あと綺麗。

経営者の渡辺謙氏は震災後のボランティアの後も、継続的な町興しの一環を担っておられて感動したし、投げっぱなしの経営者ではなく来店もされると聞いた。
ゴジラが飾られているのも好感度アップ。


めちゃ食べたあと、大島大橋を渡り亀山に登った。
亀山は野の花が綺麗だけど、震災のときに気仙沼が火の海になった痕跡をあちこちで見つけて、震えた。
この高さまで津波がきて、油が海面を覆い火がついたのかと。
本当に綺麗な風景ですけど、義父が見た風景ではなく、かつては松が繁りこんなに視野は開けてなかったと売店の奥様から教わった。
津波がどう襲ったかも。