熊谷登久平アトリエ跡に住む専業主婦は大家の嫁で元戦記ライター

台東区谷中の洋画家熊谷登久平のアトリエ跡に住む次男に嫁いだ主婦の雑談

エクセル万能派にはわからないよ

今悩んでいることが、エクセルできたら簡単的な悪気のない助言があって、できる人にはできることができない私的な落ち込みをして、エクセルの資格持ちの娘に相談したら娘にはできないそうで、これが私の育児の結果なのかと絶望感半端なく。
息子も国家資格はある程度とっているがブルーカラーならなんとかなる資格であり、それなのに子を作ったのかとか、負の連鎖の具体例が私なのか的な。

半世紀以上生きてもできないことはできないし、できる人はサクッとできて、地頭ってやつだわなと。


私ができないから子もできなくて、それが孫にも遺伝してできない子で苦労するのだろうかとか、早世した血筋よく才能があり人格もよく人に慕われていた人たちのことを思い出して泣けたり。


画壇史調べていて戦前の二科展入賞レベルや一九三〇展入賞者の消息不明者の多さや戦死に愕然としたのが導火線なのか。

思春期から大好きなミュシャナチスに拷問されたとか昔読んでショックだったのを今日思い出して、ナチス研究者としてトップレベルだった同人仲間が去年孤独死し法定相続人がいなくて先祖代々の墓に入ることすらできないことへの思いが導火線なのか。

ミュシャに影響を受けてる成功した少女漫画家なのに今消息不明と言われている友人の、介護離職への理不尽さへの思いが導火線なのか。

同じくミュシャの影響を受けた絵も描いた、西開地という瀬戸内海の島をルーツに持つ小学生時代からの付き合いの中で一番できた友人がプロにならず消えたことへの嘆きとか。彼女だけが私のアヴァンギャルドに気がついていた。


そして西開地と同じ遺伝子を持つ真珠湾攻撃のあともしも何かあったら、この島で待てと言われ信じた予科練出身のゼロ戦パイロットの西開地が家族に真珠湾に向かうと知らせることが出来なくて、瀬戸内海の島の実家の上を旋回して翼をふった事とか信じた救援が来ず零戦を焼いて自殺した経緯を思い出したのが導火線なのか。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%A4%E3%83%8F%E3%82%A6%E5%B3%B6%E4%BA%8B%E4%BB%B6

やはり予科練出身で真珠湾攻撃の訓練を受けて、真珠湾から生還し、ミッドウェーでは索敵で飛んだ一人が千葉の内側人で、戦後は東京電力に勤務して成田空港反対派が立てこもった塔に電気を切らなければならないと伝えに行った人から戦友の西開地の話を聞いた時の世界の狭さを思ったこととか。

その人の奥様の実家が千葉県の紫陽花で有名な旧家でご案内頂けた時に、雑談で千葉の鬱蒼とした杉山の間の道を走り抜けながら、「杉山が荒れている」と、紫陽花の季節であったけどまだ藤の花が杉山で美しく咲いているを見ながら「藤の花が咲いているということは手入れされてない証拠なんですよ」と教えて下さったことを、千葉県の停電復旧を妨げているのが荒れた杉山も一因とのニュースを見たことで思い出し、あの立派な大門があるご自宅があるあたりも停電してると気がついたことが導火線なのか。

私はB-29搭乗員で日本の捕虜となり、捕虜収容所で生き残り、戦後訪ねてきた三人とあったが、彼らがパラシュートで降りた地全てが停電地域な場所で私が取材で世話になった地域であるショックと、その一人のロイ・ハップ・ハロランが東京大空襲後に裸で展示された上野動物園の虎の檻が、義父が描き残している虎の檻と同じ物だと気がついたことへのショックが導火線なのか。

何が導火線なのかわからないが二、三日目歴史やノンフィクションなど、私が連想する可能性があるものをシャットアウトし、家族の食事は備蓄食品で賄い、心休めます。