潮書房 光人社がサンケイ出版に買収されて何年かな？
その少し前に本社に行き差し入れとか置いてきて編集さんたちと雑談した時は買収の話を全く聞かず、後から知り驚いた。
その時は月刊アウトの編集長だった大徳さんの会社、樹想社にも結婚した挨拶に行ったけど、今は光人社も樹想社も飯田橋駅からの徒歩圏内にはない。
それぞれ違う形で現存している。
B-29操縦マニュアルは絶版ではなく版元切れで、デジタル版か簡易版の話も出ていたけど、出版社の母体が変わったので話は複雑になっていて残念だ。
このB-29操縦マニュアルの原書は野田昌宏先生がアメリカで入手され、友人の大倉徳一郎氏に預けておられた。
大倉徳一郎氏は大倉財閥の末裔であり、ご先祖の話を聞くも楽しかった。
https://keibatsugaku.com/okura-2/amp/
私と大倉さんを引き合わせたのはアメリカのB-29戦友会の会長さんミッチェル氏。
その大倉さんから野田昌宏先生に紹介して頂けて、その頃私が松本零士先生宅に行っていたこともあり、野田先生に面白がられた。
というか会う人会う人に面白がられていた。
お陰でB-29操縦マニュアルを日本に訳して商業出版できた。
義父、熊谷登久平が随筆で曽祖父の兄熊谷伊助のことを書いているが、その中に伊助と自分の生家の千厩の日野屋に伊助と大倉喜八郎と高島屋の先祖が一緒にいる写真があると書いていた。
B-29の日本の研究者としては隠れた存在でもあった大倉徳一郎さんの御先祖だと気がつきはしていたが、確実な証拠が欲しくて宮城県立図書館にあるという「明治の富豪 熊谷伊助 村上光一著」を読むのも先の東北旅行の目的だったが、村上先生は千厩の日野屋本店 ブックセンターの知り合いどころか親しい関係だった。
ので会えることになり、仙台の宮城県立図書館は帰りに寄ることにして千厩の日野屋、熊谷美術館でお逢いできた。
有り難いことに伊助について書かれた書籍を頂戴でき、私は谷中の熊谷家の伝承をお話ししたのと市川市で購入してきた伊助の碑が載っている書籍を差し上げた。
村上さんの書籍を読むと大倉喜八郎と伊助の交流が鮮やかに浮かび上がり、私はその二人の血筋の一人と結婚して、一人からは教えを頂いていて、不思議な縁を感じた。
大倉徳一郎氏はグアムなどの米軍と戦友会に強いパイプを持っておられて、遺骨収集の相談を日本の戦友会から受けて動いていたら問題になったこともあるが、パイプは確かにあった。
それは大倉財閥の残照のおかげだったのかは今はわからない。
彼の名とアメリカ関係は野田昌宏先生がB-29操縦マニュアルに書いてくださっている。
色々あり刊行が遅れて徳一郎さん、エディ大倉さんが亡くなってから本は出た。
野田先生の追悼の言葉があとがきにはある。
本当に不思議な縁を感じる。
村上先生の本には興味深いことが沢山載っていて、私はかなり興奮して読んだが、NHKのドラマ「あさが来た」で大人気になった五代様こと五代才助が伊助の船に乗った記録があり、私の煩悩は沸点を超えてしまい千厩から仙台に移動した時点で脳の許容範囲を超えてしまい知恵熱がでて、ホテルで寝込んでしまった。
勝海舟の親友ってだけで歴女的には嬉しい上に五代様と面識あったって🤭
凄いわ。
調べてて楽しすぎて知恵熱半端なくて今も寝込んでいます。
図書館行きたいんですが無理。
