義父、熊谷登久平の最後のファンの方が毎年宇治の筍を送ってくださいます。
昔は北海道から数の子、あちこちからお米やお酒などが送られてきたそうですが、義父が亡くなり五十年、お弟子さんやファンの方も亡くなりました。
筍が届くとお義父さまは良いファンに恵まれたなと思います。
我が家のタケノコ下ごしらえ方法。
筍の皮をむき根元を切り捨て、半分に切り炊飯器に入れたら水を浸るぐらい注ぎ、糠を適量に入れてスイッチポン。
これが私式、手抜きのタケノコ灰汁抜きです。スイッチが切れたら蓋を開けて冷まします。
その後切って筍ご飯にしたり、そのまま食べたり、ワカメと鰹節で煮る #土佐煮 にします。
ワカメトロトロが夫の好みです。
味付けはつゆの素を使っちゃいます。
筍、残念ながら去年からイノシシの食害が酷く、今年は一メートルの柵を設置したそうですが、飛び越えられかなり食べられてしまったそうです。
でも大きな箱にいっぱい送ってくださったので、普段お世話になっているご近所さんにも宇治の春をおすそ分けしました。
もちろん、ご近所さんからもおすそ分けを頂くことがあります。
谷中で養蜂している夫の幼馴染がいて毎年の蜂蜜をもらっていたり、ジビエ肉を頂いたり、行者ニンニクや山菜などもいただけます。
近所付き合い万歳。
台東区谷中の我が家の周辺は高台にあり、海抜約二十メートル。上野の山のほぼてっぺんです。
そのおかげで江戸時代から震災に強く、(上野戦争では少し官軍に門を焼かれたりぶち抜かれたりしましたが)関東大震災でも建物の崩壊がほとんど無く、各敷地が広いので火災もない、東京空襲でも焼け残り、昔からの付き合いが残ってる地域なのです。
感じ良いご近所さんで楽です。
町内会では雅楽のグループがいて夜なると練習の音色が聞こえてきますが、寺町に似合う音色です。
各寺ごとに香も微妙に違い、それを感じるのも好きです。
うちの裏はお墓ですが、徳川家の姫さまの墓や幕臣の墓があります。
手入れの行き届いた墓で朝晩読経が聞こえてくる場所なので怖くはないです。
墓参りで伽羅を焚いてる家族がいたのはビックリしました。
この写真は食洗機の中。
便利です。
行者ニンニク。
我が家の二階から見る #谷中のヒマラヤ杉。