2021-03-05から1日間の記事一覧
表紙のことばニースの宿 熊谷登久平ここは南仏ニース。ホテル・アトランテックの十号室、街に面したテラスのすぐ上の室鈴懸 の樹かげに、美しい色とりどりの日傘がならんでゐる街。そして隣の室からは、SANIRTE MARTHE とかかれた緑の看板のおくの黄色の屋根…
田崎暘之介「「野ざらしの詩」の周辺―取材日記から」 長谷川利行画集刊行委員会編『長谷川利行画集』協和出版1980この取材日記について、田崎氏のご遺族に問い合わせたが、不明であった。
現在、池之端画廊さんに展示いているムーラン・ルージュはフランスのムーラン・ルージュの前で熊谷登久平が描いた修作で、本画は日本への帰国後に台東区谷中のアトリエで描いた。谷中のアトリエで描いた作品が厚生省が出していた冊子、「ねんきん」の表紙と…
現在、池之端画廊さんに展示している『砦の町』について登久平が書き残した文章。 トレドの砦 絵と文 熊谷登久平マドリードからトレドに行くバス・ターミナルに、千一番の座席。チダから来たプレスマンというセールスマンが、いろいろと話しかける。 聖響を…